ざぶクロス bot 機能説明

対応バージョン: v1.4.2(2026-09-03 更新)

1. 概要

ざぶクロス bot は、SMBC日興証券の一般信用売り在庫を自動で巡回し、 指定した銘柄に在庫が出た瞬間にクロス(売建+買い注文)を行う Windows 用の自動売買ツールです。 取得結果や現引・現渡の実行結果は Discord に通知されます。

2. 設置と更新

  1. パソコンに bot 用のフォルダを作ります(例: デスクトップに「cross_bot」)。
  2. コミュニティで配布されている setup.bat をそのフォルダに置いてダブルクリックすると、 最新版の zabu_cross_bot.exe が自動で設置されます。
  3. zabu_cross_bot.exe を起動します(起動には時間がかかります。古いパソコンでは30秒以上)。 初回は画面の質問(店コード・口座番号・取引パスワード・Discord ID など)に答えると設定が完了します。
    ログインパスワードは聞きません。日興のログイン画面で毎回ご自身で入力してください (パソコンに平文で保存しないためです)。
    ※取引パスワードは data/login.csv に読めない形で保存されます。
    ※以前から使っている方は、ログインパスワードが残っていたり、取引パスワードが そのままの文字で入っていたりします(どちらも今までどおり動きます)。 気になる方は 設定.bat の「2. ログイン情報を設定し直す」を 一度実行してください。保存し直した時点で、ログインパスワードは消え、 取引パスワードは読めない形になります。
  4. data/targets.csv に売建したい銘柄を記入し、もう一度起動すると稼働開始です。 初回はブラウザ(Chrome)が開き、パスキー認証を求められることがあります。
    🔴 「パスキーで自動ログイン」を使う方は、ここで起動する前に設定してください。 bot を動かしたままでは登録できないため、先に済ませるほうが手数が少なくて済みます → 8. パスキーで自動ログイン(まだ起動していなければ、手順1の 「bot を閉じる」は要りません)。

3. 設定ファイル

targets.csv(銘柄リスト) — 1行目は見出しのまま残し、2行目から「銘柄コード,株数」を書きます。

code,quantity
9202,100
8267,100

編集はメモ帳で行ってください。 読めない行があった場合は、起動時に「◯行目を読めませんでした」と表示されます。 銘柄リストは起動時に読み込まれるため、書き換えたあとは bot を再起動してください。

login.csv(口座情報)は Excel で開かないでください。 Discord ID のような長い数字は、Excel が勝手に丸めてしまい元に戻せなくなります。 設定を変えたいときは data/login.csv を削除して bot を起動すると、 もう一度設定画面が出ます。

setting.json(任意) — 下の設定は data/setting.json に保存されますが、 ふだんは 設定.bat から番号で選んでください(このファイルを直接開く必要はありません)。

hours_mode(設定.bat の「5. 稼働時間帯」)— 注文を出す時間帯を絞れます。

値動作
always(既定)終日稼働(場中・場外どちらも注文する)
trading_only場中(ザラ場時間帯)の注文のみ
off_hours_only場外(夜間・早朝など)の注文のみ

genbiki_comment_out(設定.bat の「4. 現引した銘柄を targets.csv でコメントアウトする」) — 現引が終わった銘柄を、targets.csv から自動で外すかを選べます。

値動作
false(初期設定)targets.csv は変更しません(今までどおり)
true現引が終わった銘柄の行頭に # を付けます。次回の起動から対象外になります

行頭の # を消せば、その銘柄はまた対象に戻ります。 取得済みの銘柄を手で消す手間が省けますが、どの銘柄を取ったかの記録も残ります。

night_order_condition(設定.bat の「6. 夜間に取った銘柄の注文条件」) — 夜間・早朝(17:25〜翌 8:30)に在庫が取れた銘柄を、どの条件で注文するかを選べます。

値動作
寄付(初期設定)次に市場が開いたときの寄付(始値)で約定します
引け次に市場が開いたときの引け(終値)で約定します

⚠ 「次に市場が開いたとき」は取れた時刻によって変わります。 夜10時に取れた銘柄は翌営業日、早朝5時に取れた銘柄はその日の場が対象です (金曜の夜や休場日の前は、翌暦日ではなく次の営業日になります)。

⚠ 日中(8:30〜17:25)に取れた銘柄の条件は変わりません(下の表のとおり、場中は引け・ 後場の寄りは寄付で固定です)。

4. クロス取得の動作

5. 注文スケジュール(平日)

時間帯動作
0:00〜2:00寄付注文で在庫巡回(場外)※「6」で引けに変更可
2:00〜5:00待機(日興のメンテナンス時間)
5:00〜8:30寄付注文で在庫巡回(5:00 の在庫解放はスタートダッシュで狙う)※「6」で引けに変更可
8:30〜11:30引け注文で在庫巡回(場中)
11:30〜12:25寄付注文で在庫巡回(後場の寄り。11:35 解放をスタートダッシュ)
12:25〜15:30引け注文で在庫巡回(場中)
15:30〜17:25現渡予定日のチェックと待機
17:25〜24:00寄付注文で在庫巡回(17:30・20:20 の在庫解放をスタートダッシュ)※「6」で引けに変更可

スタートダッシュ=在庫解放時刻の直前に注文を確認画面まで進めておき、 時刻になった瞬間に発注する動きです。休場日も翌営業日の注文で巡回を続けます (この巡回も※の対象です)。

※= 設定.bat の「6. 夜間に取った銘柄の注文条件」で 「引け」を選ぶと、その時間帯は引け注文に変わります。既定は寄付で、 選ばなければ表のままの動作です。※の付いていない時間帯は変わりません。

6. 現引・現渡の自動処理(設定で有効にした場合)

7. 在庫連動(追加プランのオプション機能)

コミュニティの在庫検知システムと連動するオプション機能です。 追加プランに入っている利用者のみ有効になります。

8. パスキーで自動ログイン(オプション)

bot に登録したパスキーで、起動時のログインを自動化するオプション機能です。 追加プランに入っている利用者のみ有効になります。
登録すると、ログイン時の操作と PIN の入力が不要になります。 設定しない場合の動作は従来と同じです。日興側に登録済みのパスキーは削除されません。

前提:「日興のパスキーが入ったスマホ」を手元に用意してください。
登録の途中で、パソコンの画面に QR コードが出ます。それをスマホのカメラで読み取って スマホ側で指紋・顔などの認証をします(ログインのときに1回。本人確認が 「パスキーで本人認証をする」になった場合はもう1回、合計2回)。
そのため、スマホに日興のパスキーが登録されていないとこの機能は設定できません。 まだの人は先に、日興の案内どおりスマホにパスキーを1つ作ってください。
※ iPad などタブレットでも同じ手順で使えます(QR を読めるカメラがあれば大丈夫です)。
※ パソコン・スマホの両方で Bluetooth を ON にしてください(QR を読んだあとの通信に使います)。

登録が終わるまで bot は発注しません(登録画面の操作と競合するため)。やめるときは 設定.bat の「1」→「3. 使わない」を選んでください。

  1. bot が動いている場合は閉じてください(この後、設定画面から bot を起動するためです。 二重に起動することはできません)。
  2. 設定.bat を開き、「1. パスキー自動ログイン設定」→「1. 登録を始める」を選びます(=登録モード)。
  3. botが起動します。登録が終わるまでは保存済みのログイン情報を使わず、必ずログイン画面から 始まります(登録にはパスキーでのログインが必要なため。ログアウトの操作は要りません)。
  4. ログイン画面で「パスキーでログイン」を押し、スマホのパスキーでログインします。
    🔴 パソコンのパスキーではなく、必ずスマホのパスキーを使ってください。 パソコンのパスキーでログインすると、あとの「パスキー設定」が日興側で拒否されます。
    ※ スマホを選ぶ画面はパソコンの設定によって変わります。Windows の窓に 「別のパスキーを選択する」が出ている場合は、それを押して 「iPhone、iPad、または Android デバイス」を選ぶと QR コードが出ます。
    ※ パソコン・スマホの両方で Bluetooth を ON にしてください。
  5. ログインできたら、画面上部の「パスキー設定」を押し、本人確認を済ませます。
    画面に出たほうで進めてください。パスキーでの本人確認を求められたときは、 ここでもスマホのパスキーを使います(ログインのときと同じ進め方です)。 ワンタイムパスワードを求められたときは、メールに届いた番号を入れます。
  6. 「パスキー設定確認」の画面になったら「パスキーを設定する」を押します。
    ⚠ その前に、黒い画面に「パスキー設定の画面を検出しました。仮想認証器を用意します」と 出ていることを確かめてください(出ていないまま進めると、bot に鍵が登録されません)。
  7. コンソールに「パスキーを bot に登録しました」と出れば成功です。続けて bot が その場で自動ログインを試します(操作は不要です)。「自動ログインを確認しました」と 出れば完了で、次回の起動から自動でログインします。
    ※確認できなくても登録そのものは終わっています。次に bot を起動したときに もう一度試されるので、そのままお使いください。
  8. 登録が終わると設定画面が出て bot は終了します。bot を起動し直してください (ここから通常の運用に戻ります。次回からはログインが自動になります)。

設定.bat の「1. パスキー自動ログイン設定」には現在の状態(未設定/登録待ち/登録済み/使わない)が表示されます。 登録し直すときは「2. 登録をやり直す」、やめるときは「3. 使わない」を選びます。

🔴 bot のフォルダを他人に渡さないでください。 appdata/passkey_cred.json は口座にログインできる鍵そのもので、 同じフォルダの data/login.csv には取引パスワードが入っています。 この2つが揃うと、第三者がご自身の口座で売買できてしまいます。
さらに appdata/cookies.json と appdata/browser_profile(ブラウザの保存領域)にも ログイン済みの状態が残ります。
中身は読めない形にしてありますが、bot ごとフォルダを渡せば意味がありません。
🔴 不具合の相談などでフォルダを共有しないでください。どうしても必要なときは data と appdata の両方を取り除いてから渡してください (この2つのフォルダに口座の情報が入っています)。
やめたいときは「3. 使わない」を選んでください。それだけで自動ログインは止まります (鍵は消しません)。また使いたくなったら「1. 登録を始める」を選べば元に戻せます。
「2. 登録をやり直す」は鍵を削除します。消えるのは bot が持っている鍵だけで 日興のパスキー設定は消えません。
🔴 登録し直すと、日興側のパスキーが1つ増えます。増えたパスキーはご自分では削除できません (日興の設定画面に削除の機能がなく、消すには日興コンタクトセンター 0120-166-250 へのお電話が必要です)。 何度もやり直さないでください。
また、スマホに日興のパスキーが無いと再登録できなくなることがあります(新しい端末からの追加設定が 日興側で制限され、既存パスキーを持つスマホでの QR ログインが必要になるため)。 登録し直す目的以外では選ばないでください。

9. 困ったとき

症状対処
「login.csv / targets.csv を読み込めませんでした」 Excel でファイルを開いたままになっていないか確認し、閉じてから bot を起動し直す。
「Discord ID が壊れています」と表示される Excel で login.csv を保存したことが原因。画面の案内に従い設定ウィザードで作り直す。
起動できない・すぐ閉じる もう一度起動してみる(一時的な失敗なら前回の状態で自動復旧します)。 直らなければ exe と同じ場所の appdata/launcher_log.txt と appdata/error_log.txt をコミュニティで共有してください。
「この不明な発行元からのアプリが…」という警告 無署名アプリを管理者実行したときの Windows の正常な表示です。「はい」で起動できます。
「スマート アプリ コントロールが安全でない可能性のあるファイルをブロックしました」 新しめの Windows 11 の機能で、ストア以外のアプリを一律ブロックします(アプリ個別の許可は不可)。 「設定 → プライバシーとセキュリティ → Windows セキュリティ → アプリとブラウザーの制御 → スマート アプリ コントロールの設定」でオフにしてから、もう一度起動してください。 オフにしてもウイルス対策(Defender)などの保護はそのまま効き続けます。 ※一度オフにすると Windows を再インストールするまでオンに戻せない仕様です。
パスキー認証で止まる 開いたブラウザ上で認証操作を完了してください。bot は認証完了を待ち続けます。
パスキーを設定したい(どこから始める?) bot が開いた日興の画面で、上部のお名前の右にある 「パスキー設定」ボタン(「口座情報」「電子交付履歴」と並んでいます)から進めてください。
ページ中ほどの緑色の帯「パスキーの設定を行う場合は、こちらを参照してください」は 案内ページへのリンクなので押しても設定は始まりません(別タブが開くだけです)。